弁護士コラム - COLUMN

2018年1月26日

「太陽光発電とマンション近隣問題」

平成26年から受任していた太陽光発電に関する損害賠償請求事件について、

やっと昨年末、和解を迎えました。

長い時間がかかり、専門家の方々のご協力も多くいただきました。

まずは解決してよかったと思っています。

今回の事件の場合は、太陽光発電業者に大きな問題があるケースだったと思われます。
この事件を通して、太陽光発電業者にも大いに問題がある場合があることを目の当たりにしました。

 

今年に入ってから、山形市におけるマンション建設に関する近隣住民の依頼を受けました。

マンション建設における近隣対策はきわめて重要です。

マンションを建てる場合にも、マンションを建てる側が必ずしもきちんとした近隣対策ができているとは限りません。

精一杯頑張りたいと思います。

2018年1月10日

「新年のご挨拶」

明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申しあげます。

 

弁護士としての立場から新年のご挨拶を申しあげます。
裁判などの法的手続きを取らなければならないような事態は、決して望ましいものではありません。
なぜなら、一度生じたトラブルを解決して元の状態に戻すということは、極めて困難なことです。
例えば、請負契約を締結した後、相手方が債務の履行の仕方を誤った結果、重大な損害が発生した場合などは、裁判によりその救済を求めなければなりません。
しかしながら、裁判による救済は、状態を元に戻す救済ではなく、単なる金銭賠償でしかありません。
当初の状態にすることを求めたとしても、それは不可能です。
そこで、物事を始めるに際して専門家のアドバイスを受け、可能な限りトラブルが生ずることを回避する努力をしなければなりません。

 

私は、弁護士としてまずトラブルの発生を防止するためのアドバイスを提供したいと考えております。
仮に裁判にならざるを得なかった場合の私のスタンスは、次のようなものです。
すなわち、万能の神のみが人の行為を裁けるのではないか、人が人の行為を裁けるかという立場です。
裁判の結果が人の生活に重大な結果をもたらす以上、裁判に携わる人間として慎重な態度で臨まなければなりません。
例えば私は、裁判の中で最も重要なことは事実認定であると考えています。
証拠は、事実認定のための手掛かりでしかなく、法廷に全ての事実についての証拠が提出される訳ではありません。
また、条文などは、単なるトラブルを解決するための考え方の一つに過ぎないと考えております。
いうまでもなく人間は、能力に限界があります。
したがって、事実を体験した者からよく説明を聞き、事実を推測させる証拠に基づいて、想像力と感受性を駆使して事実を推測します。
条文の当てはめや、法律構成は事実を推定した後に初めて問題になると考えています。
人間の思考は、結論を出した瞬間から新しい情報を拒否する傾向が極めて強いのではないかと考えています。
したがって、私は、物事の結論を最後の最後まで出さずに、可能な限り事実を探る姿勢で臨みたいと考えております。

 

以上のように私は、まずトラブルに巻き込まれないことを第一の使命とし、次に裁判においては可能な限り事実を探る姿勢で臨み、皆様方の平穏を支えたいと考えております。
以上、平成30年の年頭においての私の抱負です。

 

2017年9月15日

「暴対法の問題点について」

平成元年4月から当事務所は、仙台弁護士会民事介入暴力対策特別委員会の委員として
いわゆる民暴問題に取り組んできた。

 

平成3年に制定され、平成4年から施行された暴力団員による不当行為に対する処罰に関する法律(いわゆる暴対)は、
制定当時から暴対法による規制により暴力団が表面的には縮小するものの、
実際は地下に潜って違法行為を行うことになるので、
一層取り締まりが難しくなるという問題を抱えていることが指摘されていた。

 

平成元年頃から今日まで当事務所の関知する限り、
警察関係者は、暴力団が解散したり、暴力団員が減少していることだけを捉えて
暴力団対策の効果が出たとし、暴力団員の潜在化を問題にしてこなかったと思われる。

 

ところが、暴力団追放推進センターで発行している暴追みやぎの2017年夏号では、
宮城県警察本部組織犯罪対策局長が、
明確に暴力団員の偽装離脱や暴力団共生者を利用した経済取引や公共事業への介入を憂うとの声明が出された。
法律家であれば、平成3年は暴対法制定当時から問題視されていたことが、
やっと警察内部からも正式に表明された。

 

これからの警察による暴力団対策が、一層充実したものになるものと期待される。

2015年7月29日

「気が短くなった」

子供の頃からあれほど気が長いと言われた私が、5回も干支を迎えたせいか、
やたらと短気になっている。
子供の頃は、考えることが少なかったからだとは思うが、
弁護士になりたての頃は結構自分でも気が長いとおもっていた。
体調を崩してから、何かと気持ちが急くことが多い。
これからできることが少なくなったからかも。
気が短くなったと思ったときは、深呼吸をして考えることにしよう。

2015年7月29日

「昔の思い出」

月曜日に東京に行った。
司法試験に合格したあと、受験指導をした二人の弁護士に会った。
二人とも渉外事務所に勤めているので、収入は数倍である。
しかし、受験指導をしたという先輩風を吹かせてしまった。
数少ない安心できる場である。
これからも楽しい付き合いをしていきたいと思っている。

2015年6月8日

「第16回長澤杯ゴルフコンペ」

平成27年6月28日(日)花の杜ゴルフクラブにおいて第16回長澤杯ゴルフコンペが開催されます。
誰でも参加できるコンペとして始まった長澤杯ゴルフコンペも回を重ね、16回になりました。

 

本年は、ゴルフの上手な方を中心に56名の精鋭が参加致します。
天気がよいことを祈っています。
結果の報告を待っていてください。

2015年4月22日

「ゴーギャンの妻」

私は、比較的本を読まない方であると思っている。
少ない読書歴でも心に残るものがある。

 

「月と6ペンス」でモームが描いたゴーギャンについては、
あまり記憶がない。
ただ、タヒチに渡ったゴーギャンを見送る妻が、
彼が女に走ったのであれば、必ず自分に戻ってくるが、
彼はそうではないから自分には戻ることはない。
と、言って街並みに消えて行ったというフレーズが残っている。

 

なかなかの言葉であると思う。

2015年4月7日

「平成27年のゴルフの打ち始め」

平成27年のゴルフの打ち始めは、3月29日であった。
例年3月までに5,6回はゴルフをするのに、
今年このように少ない理由は、次のことからである。

 

1、勤務弁護士を雇ったこと
2、事務所の体制がある程度整いつつあること
3、自分は、ゴルフのスクールに通っているが
  決してうまくならないということを自覚したこと
4、気分が、仕事をしなければならないという風に変わったこと

 

以上、本年のゴルフは、力が抜けて良い結果になるかも!

2015年4月3日

「裁判所の判決について」

近時、ある事件の判決があった。

 

その判決は判決言い渡し期日が二ヶ月も延長されたものだったので、
なにか波乱があるのではないかと思っていた。

 

しかし、当初の予想通り当方の完全勝利であった。
二ヶ月間の判決言い渡し期日の延期はなんだったのかと思う。

 

もし、私の考えている通りであれば、
判決を書いた裁判所に敬意を表さなければならないだろう。

2015年3月19日

「法律相談」

一般の人は、弁護士に相談すれば大概のことは解決できると
考えています。

 

弁護士にとって事件受任の前提である法律相談は、極めて重要です。

 

ここで問題にしているのは、事件の依頼を前提にしていない法律相談です。

 

一般の法律相談は、多くの場合時間制限があります。
その時間制限の中で弁護士は、相談者の相談内容を理解し、それに対する
一応の回答をしなければなりません。

 

法律相談をしている時に、いつも感じる事は、相談者が相談の前提としている
事実に誤りがあったとしたら、法律相談の結果としての方針や回答に誤りが生ずるのでは
ないかということです。

 

法律相談で終わる話は、弁護士が自らの手で事実を確認することはありません。
しかしながら、事実と異なる相談者の話を前提に弁護士が回答をすると、その回答は
事実にそぐわないにもかかわらず、弁護士の回答として一人歩きしそれなりの影響を与えます。

 

いま、弁護士でいる方の何割の方が、この法律相談の恐ろしさを自覚なされているでしょうか。

 

極めて怖い話だと思います。