弁護士コラム - COLUMN

2015年7月29日

「気が短くなった」

子供の頃からあれほど気が長いと言われた私が、5回も干支を迎えたせいか、
やたらと短気になっている。
子供の頃は、考えることが少なかったからだとは思うが、
弁護士になりたての頃は結構自分でも気が長いとおもっていた。
体調を崩してから、何かと気持ちが急くことが多い。
これからできることが少なくなったからかも。
気が短くなったと思ったときは、深呼吸をして考えることにしよう。

2015年7月29日

「昔の思い出」

月曜日に東京に行った。
司法試験に合格したあと、受験指導をした二人の弁護士に会った。
二人とも渉外事務所に勤めているので、収入は数倍である。
しかし、受験指導をしたという先輩風を吹かせてしまった。
数少ない安心できる場である。
これからも楽しい付き合いをしていきたいと思っている。

2015年6月8日

「第16回長澤杯ゴルフコンペ」

平成27年6月28日(日)花の杜ゴルフクラブにおいて第16回長澤杯ゴルフコンペが開催されます。
誰でも参加できるコンペとして始まった長澤杯ゴルフコンペも回を重ね、16回になりました。

 

本年は、ゴルフの上手な方を中心に56名の精鋭が参加致します。
天気がよいことを祈っています。
結果の報告を待っていてください。

2015年4月22日

「ゴーギャンの妻」

私は、比較的本を読まない方であると思っている。
少ない読書歴でも心に残るものがある。

 

「月と6ペンス」でモームが描いたゴーギャンについては、
あまり記憶がない。
ただ、タヒチに渡ったゴーギャンを見送る妻が、
彼が女に走ったのであれば、必ず自分に戻ってくるが、
彼はそうではないから自分には戻ることはない。
と、言って街並みに消えて行ったというフレーズが残っている。

 

なかなかの言葉であると思う。

2015年4月7日

「平成27年のゴルフの打ち始め」

平成27年のゴルフの打ち始めは、3月29日であった。
例年3月までに5,6回はゴルフをするのに、
今年このように少ない理由は、次のことからである。

 

1、勤務弁護士を雇ったこと
2、事務所の体制がある程度整いつつあること
3、自分は、ゴルフのスクールに通っているが
  決してうまくならないということを自覚したこと
4、気分が、仕事をしなければならないという風に変わったこと

 

以上、本年のゴルフは、力が抜けて良い結果になるかも!

2015年4月3日

「裁判所の判決について」

近時、ある事件の判決があった。

 

その判決は判決言い渡し期日が二ヶ月も延長されたものだったので、
なにか波乱があるのではないかと思っていた。

 

しかし、当初の予想通り当方の完全勝利であった。
二ヶ月間の判決言い渡し期日の延期はなんだったのかと思う。

 

もし、私の考えている通りであれば、
判決を書いた裁判所に敬意を表さなければならないだろう。

2015年3月19日

「法律相談」

一般の人は、弁護士に相談すれば大概のことは解決できると
考えています。

 

弁護士にとって事件受任の前提である法律相談は、極めて重要です。

 

ここで問題にしているのは、事件の依頼を前提にしていない法律相談です。

 

一般の法律相談は、多くの場合時間制限があります。
その時間制限の中で弁護士は、相談者の相談内容を理解し、それに対する
一応の回答をしなければなりません。

 

法律相談をしている時に、いつも感じる事は、相談者が相談の前提としている
事実に誤りがあったとしたら、法律相談の結果としての方針や回答に誤りが生ずるのでは
ないかということです。

 

法律相談で終わる話は、弁護士が自らの手で事実を確認することはありません。
しかしながら、事実と異なる相談者の話を前提に弁護士が回答をすると、その回答は
事実にそぐわないにもかかわらず、弁護士の回答として一人歩きしそれなりの影響を与えます。

 

いま、弁護士でいる方の何割の方が、この法律相談の恐ろしさを自覚なされているでしょうか。

 

極めて怖い話だと思います。

2015年2月20日

「バランス感覚ということ」

バランス感覚の有無が問題にされることがある。
バランス感覚とは、各人によって異なるはかりを
いうのであろうか。

 

バランス感覚によく似た言葉としては、「通常人の常識」や
「その職業にとっての常識」というようなものがある。

 

なぜ、バランス感覚が問題とされるのか。
バランス感覚自体は、極めて曖昧な言葉である。
強いて、バランス感覚という言葉に込められた意味を表現
するならば、物事の収まりが良いとか悪いということではないだろうか。
バランスが良く物事が収まると、バランス感覚がとれているという表現が
使われるような気がする。

 

大上段に振りかぶらなくても弁護士が望むところは、その事件の解決が
収まるところに収まることだと思っている。

2014年9月4日

「27年前の民事裁判の実務修習について」

私の実務修習時は、仙台でした。
実務修習の最後が民事裁判で
仙台地方裁判所第二民事部に配属になりました。
第二民事部の部長は、判事と検事の交流で
検事から裁判官になった人でした。
その部長判事は、訴状を読んで結論が出るという
噂の人でした。

 

ある時、具体的事情は忘れたが、借用書に基づく
請求が認められるか否かの起案を命じられたことがありました。
私は、借用書通りの請求を認める判決を作成しました。
ところが、その部長は私の作成した判決を見て、
「この借用書は、本気で書いたものではないから
請求は認められない。」と話しました。
私は、とても戸惑い
「本当にそのような考え方ができるのだろうか。」と
思いました。
部長は、私の顔を見て「法律構成を言うならば、
強制執行免脱特約付金銭消費貸借契約ということに
なるのだろう。」と教えてくれました。
私は、「本当にそうなのか。」と疑問に思いつつもそのような
構成もあるのだろうと思いました。

 

後期修習で司法研修所に戻った私は、ある時
民事弁護の起案の問題をみたら、
まさしく部長が解説してくれたのと同様の事案でした。
私は、部長の考え通り強制執行免脱特約付金銭消費貸借契約
との起案をしました。
起案の講評において、民事弁護の教官は私の顔を見て
笑いながら「強制執行免脱特約付金銭消費貸借契約ですね。」と
言いいました。
たぶん、500人を超す修習生の起案の中で、
「強制執行免脱特約付の起案」をしたのは、
私だけだったろうと思っています。
少なくても、民事弁護の教官の私の起案に対する評価は
極めて高かったと思っています。

 

ところで、最近十分な審理の無いままに結論を急ぐ裁判官が多いと思います。
私は、その裁判官に部長のように
「何故そうなるのか。」
の説明をしてもらいたいといつも思います。
私の中でも、不完全燃焼は高まる一方です。

2014年8月11日

「仙台七夕の花火」

長い間、東京で司法試験の受験勉強をしていた私は、
隅田川の花火が再開されても、見に行く余裕もありませんでした。
昭和61年秋に司法試験に合格し、昭和62年4月に司法研修所に入所し、
同年7月初めころ実務修習地である仙台に配属になりました。

 

私が、仙台で最初に居を構えたのは大橋側の花壇の先でした。
七夕の前日、アパートの前に椅子を引っ張り出して、
花火を見た時、空いっぱいに広がる花火に、
私は自分もこのような花火を見れる立場になったのだと感動しました。

 

それから仙台で弁護士になり、26年目が経ちました。
私のマンションからは、花火大会の花火がマンションの影になって
ほとんど見えませんでした。

 

ところが、今年の花火大会は、地下鉄の工事のために
花火の打ち上げ場所が移動になりました。

 

花火を打ち上げる当日、ベランダに出て花火があがる方向を見たところ、
なんと、花火がきれいに見えたのです!!

 

私は、花火を見て、仙台に来て最初に花火を見た時の気分になりました。
あれから、25年の月日が経ちましたが、
新たな気持ちで、これからを生きようとしている私にとっては、
一番の祝福ではなかったかと思います。

 

これからの自分が、一層頑張れるような気持でいます。