弁護士コラム - COLUMN

2015年3月19日

「法律相談」

一般の人は、弁護士に相談すれば大概のことは解決できると
考えています。

 

弁護士にとって事件受任の前提である法律相談は、極めて重要です。

 

ここで問題にしているのは、事件の依頼を前提にしていない法律相談です。

 

一般の法律相談は、多くの場合時間制限があります。
その時間制限の中で弁護士は、相談者の相談内容を理解し、それに対する
一応の回答をしなければなりません。

 

法律相談をしている時に、いつも感じる事は、相談者が相談の前提としている
事実に誤りがあったとしたら、法律相談の結果としての方針や回答に誤りが生ずるのでは
ないかということです。

 

法律相談で終わる話は、弁護士が自らの手で事実を確認することはありません。
しかしながら、事実と異なる相談者の話を前提に弁護士が回答をすると、その回答は
事実にそぐわないにもかかわらず、弁護士の回答として一人歩きしそれなりの影響を与えます。

 

いま、弁護士でいる方の何割の方が、この法律相談の恐ろしさを自覚なされているでしょうか。

 

極めて怖い話だと思います。